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2022年4月21日、22日
東京都労働委員会で証人尋問開催

  • 証人 組合側:当事者I氏・金融ユニオン中央執行委員U氏
  •    銀行側:人事部E課長・リテール営業統括部M副部長

あおぞら銀行東京都労働委員会証人尋問開かれる

  •  1 昨年3月29日付、不当労働行為救済申立に伴い、本年4月21日、22日の2日間にわたり証人尋問が開かれました。また、証人尋問にあたり予め労使双方より、自ら経験した事実を中心に記載する陳述書が提出されました。
  •  2 労組側の陳述書は50頁を超える内容で詳細な事実が記載され、その信憑性を担保するために様々な証拠書面も提出されました。一方、銀行側の陳述書は、嘘に嘘を塗り固めた内容に加え、自ら経験もしていない、人から聞いた話を単に記載しているだけの内実の伴わないものばかりでした。
  •  3 21日は、労組側の証人として、当事者のIさん、中央執行委員のUさん2名が証言(主尋問・反対尋問)しました。労組側の証人は、事実に基づく証言しかないため、銀行が労組側の証人へ行う反対尋問(信憑性を問う尋問)では、証言に対する指摘ができず、関係のない事柄ばかりを尋問するだけでした。
  •  4 22日は、銀行側の証人として、当時人事部のE課長、リテール営業統括部のM副本部長の2名が証言しました。銀行側の証人は、争点である懲戒処分や降格について、都合悪いことは証言せず、事実に反する部分は、平然と虚偽の回答をするなど、その異常さが際立っていました。そのため、労組が銀行側の証人へ行う反対尋問では、これら虚偽の発言について尋問を行いましたが、銀行側の証人は終始曖昧な回答で誤魔化すなど不誠実極まりない対応でした。特に、銀行のT社長はIさんへ懲戒処分を発令しておきながら、その処分にあたり何をどのように審議したのかなど、争点にかかわる重大な事柄について一切証言しませんでした。

今後の対応

  •  1 本来であれば、証人尋問後に最終準備書面を提出し、そののち、労働委員会から命令書が交付される流れでしたが、労働委員会より、もう一度だけ調査期日を設けたいとの要請があり、次回は争点に必要な証拠整理等を行うことになりました。
  •  2 次回、6月27日調査期日では、引き続き銀行の矛盾した主張、虚偽の回答など詳細に指摘した上で、不当な処分の撤回、関係者への厳正な処分など、徹底的に追及していきます。ぜひ、皆さんのご支援をよろしくお願いします。

両日ともに金融労連、金融共闘のこれまでの労働委員会調査に参加いただいた皆さんの傍聴支援について、この場を借りて御礼申し上げます。