2021/10/20 東京都労働委員会 第4回調査
第4回都労委の調査内容
2021年10月20日、都労委で第4回調査が行われました。
- 1 組合からは、銀行の不当労働行為意思を記載した準備書面(3)の提出、本人不在で行われた懲罰審議会の議事録等の求釈明を行いました。
- 2 公益委員・労働者委員・使用者委員の3者を交えた調査室では、組合から
① 団交の2回申入れに対して、銀行は回答すらない、組合として労働委員会に対し組合側要請を受けて銀行側に団交開催の助言を要請。
② 一人部屋で人間関係隔離の状況が続いている。
③ 十分主張したので証人申請へ移行したい旨を伝えました。 - 3 公益委員からは、銀行の懲戒処分や降格人事の根拠が不明瞭なことから、反論を待って今後の流れを検討したいとの説明がありました。
- 4 団交経緯を無視して行われた懲罰審議会の議事録等を求釈明したことから、次回調査までに銀行がどのような情報開示を行ってくるか待ちたいと思います。
今後の対応
- 1 銀行は、緊急事態宣言及びまん延防止措置が解除され、従業員の出勤率回復、対面会議が頻繁に行われている現在においても、コロナ禍を理由に対面団交を拒否し続け、オンライン形式のリモート団交を提案しています。
- 2 組合は、リモート団交に固執する銀行の団交権を平然と侵害する異常な対応に対して、今後も徹底的に追及し、対面団交の早期実現に向けた取り組みを続けていきます。コロナ禍の異常事態宣言も解除され、昨年10月銀行との団交開催時の東京都のコロナ感染者発生患者数は、300人前後が、現況は30人以下になっており、現状での対面団交拒否理由の回答を求め、早期対面団交を要求していきます。
あおぞら銀行の労働組合としての職場労働者の要求改善の団交も銀行対応でできない状況が続いています。労働者の要求改善の当然の団体交渉と合わせて、早期に団交実現を目指します。 - 3 銀行は、本年4月よりIさんに対して、人事権を背景に隔離部屋で1人仕事を行わせるなどの人権侵害を行っています。この不当な一人部屋勤務の改善実現についても求めていきます。引き続きご支援をよろしくお願いします。
- 4 Iさんの内部通報した、銀行ルール違反の遺言状の扱いについての業務改善が、なんらいまだに改善されていない状況の改善への取り組み、内部通報制度の報復行動への社会的見直しの動きに基づく改善への取り組みの活用等を検討していきます。
第5回調査日:11月25日(木)13時30分開始 場所:都庁舎38階